いつも企業IT動向調査へのご支援ならびにご協力を賜り誠にありがとうございます。
JUASで企業IT動向調査を担当している、山畔と鈴木です!
本日は、「企業IT動向調査」はどんな調査で、どのように実施・分析されているのかご紹介いたします。
是非、企業IT動向調査をより身近に感じてもらえたら幸いです。
企業IT動向調査とは?
企業IT動向調査はITユーザー企業のIT動向を把握することを目的に、1994年度から実施している調査です。
経済産業省商務情報政策局の監修を受け、一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(略称:JUAS)が行っています。
本調査は、企業のIT部門を対象にアンケート調査とインタビュー調査を行い、企業におけるIT投資、IT利用の現状と経年変化を明らかにするとともに、年度ごとに重点テーマを設定し分析を行っております。
アンケート調査は毎年9月~10月に行っており、東証一部上場企業とそれに準じる企業の、約4,500社に調査を依頼しています。企業のIT予算、IT投資、IT利活用やIT組織、人材などの動向を、定量的に把握することを目的としています。2021年度は4,499社に依頼し、1,132社からご回答いただきました。
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございます!
インタビュー調査は2019年度までは対面での個別インタビューを基本としていましたが、2020年度からはオンラインのグループインタビューに切り替えました。2021年度は12月に、計12名(11社)のユーザー企業のIT部門長の方々にご協力いただきました。
2021年度のオンライングループインタビューでは、実際に『調査部会(このあとの章でご紹介いたします)』のメンバーが、集まってくださった皆さまに自身の分析したことをお話ししたうえで方向性の齟齬がないかの確認をしたり、具体事例を聞くなど、相互に意見交換をすることができました。
インタビュー調査にご参加いただいた皆さま、ありがとうございます!
2022年も9月にアンケート調査を実施し、12月頃にインタビュー調査を実施予定です。
対象となられた企業の皆さまにおかれましては、是非ご協力のほどよろしくおねがいいたします。
▼企業IT動向調査 過去の調査結果
https://juas.or.jp/library/research_rpt/it_trend/
調査実施体制は?
毎年発刊している調査報告については、きっと皆さん目にしていただいたことがあるかと思います。多くの企業での内部利用にとどまらず、様々な形でご活用いただいております。
さて、そんな企業IT動向調査はどんなメンバーで実施しているのか、ご説明したいと思います。
前段の「企業IT動向調査とは?」でも触れましたが、
企業IT動向調査は『調査部会』と『調査委員会』という組織によって成り立ち、事務局がサポートさせていただいています。
『調査部会』は、上記図にも記載しているとおり、この調査全体の企画や調査票の設計、分析・執筆などをトータルで担当しています。JUAS会員のユーザー企業を中心に、若手からベテランまで、さまざまなバックグラウンドの皆さまに集まっていただき、よりよい調査になるよう、活発に議論を進めています。
2022年度は15名の皆さまにご参加いただいており、これからの調査実施が大変楽しみです!
『調査委員会』は、調査部会のメンバーが検討した調査方針や内容などについてレビューいただき、ご承認、ご意見をいただくことを目的としています。こちらもJUAS会員のユーザー企業を中心に、IT部門をリードするお立場の方にご参加いただいています。年間2回の会合では、調査部会のメンバーが考えたことを中心にご意見、ご承認をいただきますが、自社の状況だけでなく、日本のIT部門の未来を見据えた活発な意見交換を行っています。
2022年度は11名の皆さまにご参加いただいています。
いつもご協力いただいている皆さま、本当にありがとうございます!
さて、今回は「企業IT動向調査とは?」、「調査実施体制は?」をテーマにご説明させていただきました。
次回は9月から始まる2022年度調査のテーマについてお話させていただきます。
是非次回もご覧ください!
企業IT動向調査に関するお問い合わせ先
JUAS 企業IT動向調査担当:山畔・鈴木(itdoukou@juas.or.jp)
<参考>
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